不登校新聞

401号 2015/1/1

21世紀の人材育成、学校だけでは 下村文科相

2014年12月26日 16:53 by kito-shin
2014年12月26日 16:53 by kito-shin


どう動くFS政策


文部科学省不登校フォーラムにおける下村文科相のあいさつ


 日本に学校制度が誕生したのが140年前、明治初頭です。その画一・均一的な教育は、いまなお残っています。21世紀、学校の位置づけが変わっていくにもかかわらず、対応できていない状態です。残念ながら、いま日本にエジソンやアインシュタインのような子どもがいても、その才能は発揮できません。
 
 今後、日本は本当に豊かな国になるのか。少子高齢化のなか、たいへん厳しいことです。しかし、一人ひとりがオンリーワンとしていかに輝く人生が送れるのか、その視点から、一人ひとりに光を当て、能力を十分に引き出し、日本全体にチャンスが広がっていけば、豊かな国にしていくことは充分に可能です。そこを国としても文科省としても考えていかなければなりません。
 
 私が今日、演出家・宮本亜門さんにお話をお願いしたかったのは、不登校、ひきこもりがあってこそ、いまの活躍があるのではないかと思ったからです。
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