【ストーリー】

地方のとある児童養護施設。ここではさまざまな事情で親といっしょに暮らせない子どもたちが「親代わり」の保育士と生活をともにしている。マリコさんが担当しているのは、生意気ざかりのムツミと甘えん坊のマリナ。本来、親から与えられるはずの愛情だが、2人にとっては競って獲得しなければならない。マリコさんを取り合ってケンカすることもしばしばだ。そんなある日、離れて暮らしていたムツミの母親が「いっしょに暮らしたい」と施設にやってくる。壊れた絆を取り戻そうと懸命に生きる人々の、平凡だけど大切な日々の暮らしは今日も続く。

公開 5月中旬~ ポレポレ東中野 ほか 全国順次公開

【解説】
 新聞やテレビで、たびたび報じられる「児童虐待」。しかし、その子どもたちが生きる現場に寄り添い、なにが大切かを深く洞察し た報道は少ない。本作は「子どもたちと暮らす」ことを実践する児童養護施設、「光の子どもの家」の生活に8年にわたって密着し、その日常を淡々とていねい に描いたドキュメンタリー。「私の全

存在を受け止めて!」と不安のなかで揺れ動き続ける子どもたち。自らの信念とその重さに格闘しながら も、子どもに寄り添い続けようとする保育士たち。離れて暮らす子どもとふたたび生活できるようになることを願い人生を修復しようともがく実の親など、生命 力に溢れる人々の姿が瑞々しく描かれた作品。