日本で初めていじめの「国家責任」を問う
訴状によると、中井佑美さんは小学生のころからいじめにあっていた。小学校6年生ごろから、頻繁に悪口を言われるようになった。佑美さんは当時、教員との交換日記で、何度も担任に訴えていた。しかし、いじめが続いたため、母親が担任教師に注意を要請。担任は佑美さんと同級生2名を交えた話し合いの場を設けた。しかし、その後、佑美さんは同級生2名らにトイレへ連れ込まれ「便器に顔を突っ込め」と言われるなど、いじめは深刻化した。中学校へ進学すると、さらに深刻化し、悪口、無視、靴を隠されるなどのいじめを受け続けた。そして2006年10月11日、佑美さんは8階立てマンションの屋上から飛び降りて亡くなった。
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