不登校新聞

406号 2015/3/15

川崎事件緊急企画 子どもの『非行』どうすれば?

2015年03月13日 16:05 by kito-shin
2015年03月13日 16:05 by kito-shin


 連日報道される川崎市中1殺害事件。読者から「子どもが深夜に出歩く」「親がまったく知らない人たちと関係を持っている」などの相談が編集部に寄せられている。子どもの「非行」、どう考えたらいいのだろうか。(編集部)

 神奈川県川崎市の中学1年生殺害事件は思春期の子を育てる親にとっては他人事ではないと不安になることでしょう。過剰な報道で不安を煽られます。しかし、少年非行についての最新の司法統計では、殺人で家庭裁判所へ送られた少年は37人(平成25年)。戦後最高を記録した昭和36年(1961年)の396人の約10%です。それほど少年の凶悪事件は激減しているのです。その客観的な状況をまず冷静にみて不安になりすぎないでください。
 

不登校だから心配?

 
 川崎事件の被害生徒が不登校だったから、不登校の子どもに気をつけようというのも合理的とは思えません。
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