現在、行政と国会において不登校、フリースクールをとりまく3つの動きが出てきています。
まずは不登校政策全般を検討する「不登校に関する調査協力者会議」(文科省)。協力者会議が発足したのはこれで3回目(89年、02年)。文科省が行なってきた旧来の流れを汲んでいるため、現在、開かれている協力者会議でも、「不登校の未然防止」や「適応指導教室の整備」など、これまでの路線の強化・拡充を検討しています。
もうひとつが「フリースクール等に関する検討会議」です。不登校の子の居場所として、日本にフリースクールが誕生したのが1980年代。いままで国レベルで支援はありませんでした(委託調査費のぞく)。しかし、昨年、「教育再生実行会議」の提言、安倍首相、下村文科大臣がフリースクールを視察。二人とも「支援を検討する」と明言しました。そこで発足したのが検討会議です。検討する内容は、フリースクール等の位置づけや公費支援のあり方など。
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