私は14歳で不登校し、たまたまフリースクールに出会えた。本当にいい居場所だったが、周囲で「バイト」の話が出ると心はざわついた。「バイトをしようと思う」「今月は5万円も稼いだ」。そんな言葉に、私も「やってやるぞ」と鼻息は荒く、目的も具体性もない「バイト志望」の気持ちを固めた。
 

「働く」に こころは乱れ

 
 「まだ14歳だから大丈夫」、そう思って1年がすぎ、迎えた15歳。「働かなければ」と思った。「15歳は法律的に働ける」という事実、それを「働かなければならない年齢」だとかんちがいしていた。「働く」ということを前に、心は前後不覚状態に陥っていた。
 
 しかし15歳になってからも、二の足を踏むこと半年、ようやくバイトに応募した。結果は落選。人知れず落ち込み、「次こそは」と意気込んで、またも二の足を踏むこと半年。今度のバイトは合格したが2日で辞退。この段階で相当に落ち込み、悩み、焦りを深めた。悩みに悩んで「さっさとバイトをしよう」と決心してから、さらに二の足を踏むこと1年。ようやく3件目のバイトを始めた。


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