東京シューレ学園の設立
これまで、2006年ごろのいじめ自殺や教育行政の動きを見てきたが、不登校関係の市民活動は、どんな状況にあったのだろう。
注目されるのは、2006年秋、NPO法人東京シューレが申請していた学校法人「東京シューレ学園」が東京都に認可されたことであろう。この学校法人が翌年の2007年4月、不登校の子どもを入学対象とする東京シューレ葛飾中学校を開校することになる。
しかし、そもそもなぜ、学校外の居場所・学びを長いあいだ営んできたフリースクールが「私立学校を創る」ということに踏み出したのだろうか。それはどういう意味を持ったのだろうか。そして、どのようにして正規の私立学校を誕生させることができたのだろうか。
話は2002年10月にさかのぼる。
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