不登校新聞

330号(2012.1.15)

つながるオルタナティブ北海道!! 第5回

2013年08月01日 12:38 by kito-shin
2013年08月01日 12:38 by kito-shin



親の会・居場所・医療、函館のつながり


 今回は函館地域の取り組みをご紹介します。

 まず、1993年に函館・登校拒否と教育を考える会「アカシヤ会」がスタート。月例会のほか、不登校の理解を広めるために講演会などを年に1~2回開催してきました。とくに奥地圭子さんや内田良子さん、芹沢俊介さん、山下英三郎さん、石川憲彦さんなど『Fonte』ゆかりの方々の講演はたくさんの人々に勇気と感動を与えてくださいました。この場をお借りして、あらためて感謝申し上げます。

 年会費千円で会報を隔月発行、現在会員は89名で函館地域以外の方も1割ほどいます。

  2000年前後から高校生の不登校や大学中退などに悩むご家庭が増え、「ひきこもり」のような状態にどのように対処したらよいだろうかという話が多く聞かれるようになりました。

 そこで、道南社会福祉士会が開催した「ひきこもりセミナー」などをきっかけに2003年に「道南ひきこもり家族交流会・あさがお」が発足。月例会を開催するほか、内田さんや芹沢さんを囲んでの家族懇談会なども開催してきました。年会費千円で会報を隔月発行し、現在会員は73名です。

 また、「ひきこもり」当事者の集い「樹陽のたより」も毎月開催され、10名前後の若者が参加しています。

  2010年には函館の隣まち・北斗市にも「昴の会~不登校をともに考える会」が誕生し、月例会や講演会などを開催しており、これらの団体は連携して活動を進めています。
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