ひとりの小学生が母に伴われて相談に来たときに、ぽつりぽつりと話してくれた。学校に行かなくなっていくときの自分自身の気持ちについてである。両親は担任教師がその子を強く叱った言葉によって傷つけたことが不登校の原因だと考えて、学校側の責任を問いたい考えを持っていた。

 しかし、その子は私に「先生が僕たちの悪いところばかり見つけて注意したり、怒ったり、あの子とこの子を比べたりしているから、クラスのみんなのあいだでも、人の悪口の言いあいばかりで、それがいちばんイヤ」と言うのだった。

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