不登校新聞

330号(2012.1.15)

不登校の歴史 第330回

2013年08月01日 12:38 by kito-shin
2013年08月01日 12:38 by kito-shin



いじめ・いじめ自殺の背景


 これまで見てきたように、2006年の秋は日本のあちこちでいじめ・いじめ自殺が噴出したのだがその背景には何があったのだろうか。

 これは、日本の教育に対する子どもたちの叫びであり、いのちの反応であったと私は感じている。

 ひとつは学校教育を中心に子どもにとって教育がたいへん息苦しく、ストレス度の高いものになってきていた状況、もうひとつはそれにもかかわらず、休めなくなっていた状況がある。

 これらは06年にいきなりつくられたものではなく、00年代に入るころからしだいに、意図的に用意されてきたものである。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

第18回 寝屋川教師刺殺事件【下】

232号(2007.12.15)

最終回 家庭内暴力とは何か【下】

232号(2007.12.15)

第232回 不登校と医療

232号(2007.12.15)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…