◎連載「不登校きほんのき」第22回
カレンダーが最後の1枚になりました。不登校をしている子どもやひきこもりの若者にとって、一年のうちでもっともつらい季節の到来です。この一年、周囲から求められることを「何もしなかった」と自分を責める気持ち。自分が本当にやりたいと思っていることは、何も手につかなかったという焦燥感などが心にうずまきます。年を越すに越せない心境に陥り、新しい年を迎えるのが苦痛なのです。テレビで年越しの番組が始まると、自分との落差がひときわ感じられ、虚無感にとらわれます。
里帰りは"希望者だけ”が賢明
家の中も、日ごろ朝早くから出勤して家にいない父親や、学校に行っているきょうだいが一日中家にいて、顔をあわせたくないと思うとトイレに行くのもままなりません。
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