今年4月、栃木県で設立された「デモクラティックスクール・つながるひろば」。立ち上げた宇賀神雄太さんに設立経緯を執筆してもらった。

 一人ひとりが持ち味を発揮し合い、自分の人生を喜び合える社会になってほしい。これが私の大きな願いであり、「デモクラティックスクール・つながるひろば」を立ち上げようと思ったきっかけです。私は、大学時の教育実習で毎日、指導教員から怒鳴られ、ときには刃物を含む物を投げられた経験があります。それから何年間かは、とくに教師に対して自分の意見が言えず、人の顔色をうかがいながら、自分のいない自分を生きてきました。つねに人から怒られる恐怖を感じており、生きた心地が得られない時間が続き、突発性難聴になります。それを機に、これまで自分が受けてきた教育をふり返り、一人ひとりの持つ興味関心を深め、個々のユニークな持ち味が子どもたちの学び合いのなかで、社会のなかで誰かの役に立ち、響きあえたら、生きること・学ぶことに喜びを感じられるのではと考えるようになりました。さらにはおたがいがよりよく生きるためには、一人ひとりのちがいを認め、受けいれ合う民主主義の集団決定も大切です。


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