文部科学省は8月7日、「学校基本調査」の速報値を発表した。2014年度の小中学生の不登校は12万2902人(前年比3285人増)、2年連続で増加。小学生に占める不登校の割合は過去最高となった。
内訳は小学生2万5866人(前年度比1691人増)、中学生9万6789人(前年度比1608人増)。全児童生徒に占める不登校の割合は1・21%(0・04ポイント増)。小学生に占める不登校の割合は0・39%、中学生に占める不登校の割合は2・76%。小学生は255人に1人、中学生は36人に1人が不登校ということになる。
不登校が増加した要因について同省は本紙取材に対し「分析中であり、この調査だけではわからない」としたうえで、「学校を休むことに寛容な親や無気力な子どもが増えてきたという報告が多かった」と回答。しかし、岩手県中2いじめ自殺の生徒が、教員に「休みたい」「疲れた」「体が動かない」と訴えていたにもかかわらず、いっさい教員は学校を休むことを提案しなかった。
不登校が増加した要因について同省は本紙取材に対し「分析中であり、この調査だけではわからない」としたうえで、「学校を休むことに寛容な親や無気力な子どもが増えてきたという報告が多かった」と回答。しかし、岩手県中2いじめ自殺の生徒が、教員に「休みたい」「疲れた」「体が動かない」と訴えていたにもかかわらず、いっさい教員は学校を休むことを提案しなかった。
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