宮城県気仙沼の親の方々の中で「子どもの居場所づくりをやってみようか」という話が持ち上がり、その実現に向けて「東京シューレ」で助成金をさがしだした。自宅で、または公民館に子ども・若者が集まり、遊んだり話したりする活動が続けられた。開設から一周年の折には、「東京シューレ」の子どもや卒業生も訪れ、シンポジウムや音楽をやったり、被災地をまわったりさせていただいた。
 
 その活動の発展から、思ってもみなかったことが実現になった。新たに親の会が生まれることになったのである。場所は岩手県一関市。気仙沼からは大船渡線で一本であり、東北新幹線がとまる「一ノ関駅」がある。
 
 そもそものきっかけは、気仙沼の親の会の中で、「もっと参加者を増やしたい、ついては来れる距離で人口が多い町は?」との声があがり、交通の便をと考え、一関で不登校の講演会をやってみようということだった。
 
 一関には、親の会やフリースクールはがまったくなかった。安い会場を取るには、唯一の地元の知り合いに頼んで、公民館的なところを取っていただいた。


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