不登校新聞

326号(2011.11.15)

第4回 「"つまづいても大丈夫”と思えるほうが」

2014年02月13日 14:58 by kito-shin
2014年02月13日 14:58 by kito-shin



"自閉症スペクトラム”から見える世界


 携帯電話が鳴ったとき、それに向かって一直線に走って行ってしまい、柱に激突することがよくあります。落とした物を拾おうとして、机の天板におでこをぶつけることもよくあります。モノゴコロがついたときからこんな感じなので、あまり深く考えたことはありませんでしたが、多くの人々はこういうことがそう頻繁にはないと知って、どうして私はケガが多いんだろう、と考えるようになりました。


 多くの人々は「集中しすぎて見えなくなる」ということがとても少ないようです。高い興味関心を抱いていても、体の操作に影響するほど没頭することはないし、どんなに楽しいことをしていても、空腹になれば、作業を中断して食事が摂れるようです。私が絵を描くことに集中していてご飯を食べるのを忘れた、と言ってもなかなか理解してもらえません。
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