不登校新聞

423号 2015/12/1

不登校の親にできる5つのこと 本紙理事・奥地圭子

2015年11月27日 15:14 by kito-shin
2015年11月27日 15:14 by kito-shin


 長男の登校拒否、これが30年以上に渡って不登校に関わってきた私の原点です。当時、小学校の教師として「学校には行くべきだ」と信じて疑わなかった私にとって頭を抱える毎日でした。親の不安から登校を促し続けた結果、長男を拒食症にまで追い込んでしまったんです。そんなときに出会ったのが、児童精神科医の渡辺位さん。先生は学校うんぬんではなく、長男そのものを見てくれました。たった1回の面談で、長男の顔に生気が戻り、「お母さん、僕は僕でよかったんだね」「あー、お腹がすいた」と言われたときのことは今でもはっきり覚えています。
 
 不登校の子どもにとってもっとも大切なことは「安心して休むこと」です。最近、不登校関連の情報が多いからか、「無理して学校に行かなくていいよ」とおっしゃる親御さんが増えています。しかし、そうは言ったものの、「このまま休ませていて大丈夫だろうか」と葛藤された方もこれまた多いのではないかと思います。ここで大事なことは、子どもはそれを敏感に感じ取るということです。親の本音に気づいた瞬間から、心が休まらなくなり、結果としていつまで経っても元気が溜まっていかないのです。
 

親の不安「不登校その後」

 
 なぜ親の気持ちが揺れるのかと言えば、「うちの子は将来食べていけるのか」という進路への不安があるからです。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

不登校の子どもの心が元気になるために 親の対応で最も大切なこと

583号 2022/8/1

不登校は、ときに必要です。精神科医が語る子どもの今

572号 2022/2/15

学校へ行きたくない、休みたいと言う子に親ができる3つのこと

566号 2021/11/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

584号 2022/8/15

進学校で勉強が追いつかなくなり、高校1年生で不登校になった三宅勇也さん。塾の先…

583号 2022/8/1

「不登校は心のケガ」と話す不登校専門カウンセラー・阿部伸一さん。心のケガを癒し…

582号 2022/7/15

小学校1年生から中学3年生まで不登校だった中村隼人さん(21歳)。高圧的な態度…