不登校新聞

208号 2006/12/15

背景のいじめを考慮 岡崎女子大生殺害事件

2015年12月08日 14:17 by kito-shin
2015年12月08日 14:17 by kito-shin



 愛知県岡崎市の路上で2002年6月大学生の女性(当時19歳)が帰宅途中刺殺された事件で、11月29日名古屋地裁岡崎支部(岩井隆義裁判長)は当時17歳高校3年生だった男性(21歳)に対し懲役12年の判決(求刑懲役15年)を言い渡した(関連記事本紙202号)。

 判決では、対人関係を構築できない男性が大学進学もあきらめきれず進路選択に悩み「自分を変えたい」との身勝手な動機で、被害者の必死の命乞いも無視して殺害した犯行の責任は重大としつつ、犯罪心理鑑定を踏まえて、男性が小学校時代いじめを受けてから人との交流ができず、学校でも家庭でも孤立して自己表現ができなくなり、著しく低い自己評価(自己卑小感)を根底に人格を形成してきた犯行の原因については、男性のみの責任とするのは躊躇されるとして、学校、家庭で周囲の適切な配慮がなかった問題を指摘した。
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