IT技術をNPOに――今月6日、「マイクロソフト株式会社」と「シーズ=市民活動を支える制度をつくる会」が共同呼びかけ人となって、『NPO・IT推進協議会』(以下、協議会)が創設され、同日マイクロソフト本社(東京・新宿)にて、記念イベントが行なわれた。その模様を掲載する。
この協議会は、複数のNPOと企業が連携し、プロセス段階から相互に関わり合うなかで事業を推進していくことに新しさがある。協議会の目的は、NPOへの総合的なIT支援を行なうことにある。NPOと企業が綿密な連携を図りながら、効果的なウェブサイトのつくり方や個人情報の扱い方といったITに関するノウハウ、コンピューターの基本的な概念とスキルを学習するための無償教材の提供といった専門的知識と技術を、NPO向けポータルサイト「NPO plus」やイベント・セミナーを通じて提供していく。
1998年の特定非営利活動促進法施行以来、現在では約2万9000もの団体が設立され、活動している。しかし、多くの団体の活動基盤は不安定であり、安定的・継続的に活動を進めていくことが困難である場合も少なくない。
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