不登校新聞

207号 2006.12.1

第207回 学校に行かずに文部省!?

2015年12月14日 15:39 by 匿名
2015年12月14日 15:39 by 匿名

連載「不登校の歴史」

 
 文部省、運輸省、JRなどが「フリースクールに割引の通学定期券を発行するなんて無理ですよ」という態度をとっているなか、東京シューレ父母会では、2回目の署名運動に取りかかった。そして、今度は30327名分を集め、紹介議員を堂本暁子氏にお願いし、11月27日、衆参両議長宛てに提出した1992年の秋だ。

 また11月30日には、文部省への陳情が実現したのだが、その陳情は、直接手渡ししたいこと、そのメンバーに子どもを参加させたいということを、堂本さんから申しいれていただいた。

 27日の署名提出のために堂本事務所を訪ねた際、30日の子ども参加についての文部省からの返事が、たまたま電話ではいった。

 帰ろうとしている子どもたちの耳に、秘書の山本さんの言葉が飛び込んできて、みな釘付けとなった。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

第18回 寝屋川教師刺殺事件【下】

232号(2007.12.15)

最終回 家庭内暴力とは何か【下】

232号(2007.12.15)

第232回 不登校と医療

232号(2007.12.15)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

615号 2023/12/1

今回は障害や気質によって髪を切るのが苦手な子どもに寄り添う「スマイルカット」の…

614号 2023/11/15

「学校や会社とつながることに必死だった」。今回は、不登校の子どもと親の会「Sw…

613号 2023/11/1

児童文学作家・こまつあやこさんのインタビュー。こまつさんは今年4月、高校を中退…