
連載「不登校の歴史」
文部省、運輸省、JRなどが「フリースクールに割引の通学定期券を発行するなんて無理ですよ」という態度をとっているなか、東京シューレ父母会では、2回目の署名運動に取りかかった。そして、今度は30327名分を集め、紹介議員を堂本暁子氏にお願いし、11月27日、衆参両議長宛てに提出した1992年の秋だ。
また11月30日には、文部省への陳情が実現したのだが、その陳情は、直接手渡ししたいこと、そのメンバーに子どもを参加させたいということを、堂本さんから申しいれていただいた。
27日の署名提出のために堂本事務所を訪ねた際、30日の子ども参加についての文部省からの返事が、たまたま電話ではいった。
帰ろうとしている子どもたちの耳に、秘書の山本さんの言葉が飛び込んできて、みな釘付けとなった。
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