「学校に行かないなんて、犬以下だ!」「この親不孝者がいつまで甘えているんだ、入院させて叩き直してやる!」このような医者からの暴言や暴力、強制的な入院によって、深く傷ついた子どもたちは、けっして少なくありません。大量の投薬による副作用で体重が60㎏増えてしまった青年がいます。彼は酸素ボンベが必要になるほど息苦しくなっても、薬を減らしてはもらえない。苦しみをいくら訴えても、「子どもだから」「病気による被害妄想だから」と流され、相手にしてもらえないのです。不登校の親の会の活動を通じて知った、このような子どもたちの痛切な声を、なんとしても医療の現場や専門家に届けたいと思い、日本児童青年精神医学会に入会し、3年前の選挙で理事になりました。
622号 2024/3/15
「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…
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