連載「居場所」
ブルースカイは1990年5月に不登校で悩んでいるお母さんたちが「何かホッとする居場所がほしいね」……というつぶやきからスタートしました。
長男の不登校で悩んでいた私も発足準備から関わりました。メンバーは悩みのまっただなかのお母さん5人でした。「なんとか安心していられる居場所をつくりたい」「同じ思いの人たちと語る場がほしい」思いおこせば居場所の準備で集まるたびにメンバーに笑顔が戻ってきたことを思い出します。しかし、みんなが集まれる場所を探すのは容易ではありませんでした。お金のない私たちは無料で貸してくださるところをと思い、歩きまわりました。しかし、「なんで学校にも行ってない子どもたちに貸すことができるのか」と、なかなか理解を求めるのは難しかったです。それでも、親身になって動いてくださった児童相談所の相談員さんのおかげで今も利用させていただいている、長野障害者センターの一室と体育館をお借りできることになりました。
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