不登校新聞

203号 2006.10.1

若者たちの居場所・生きた学び場

2015年12月17日 15:16 by 匿名
 本紙の編集長を交代してもらって、私は大阪で新しい仕事にとりかかることにした。

「編集長を辞めて、どうするの?」と聞かれると、「晴れてニートの仲間入りです」と冗談まじりに答えていたのだが、これが冗談でもない。ニートの定義を思い出してみよう。雇用されておらず、学校にも行かず、職業訓練も受けていない人のことだそうだ。日本では、15~34歳という年齢幅のオマケがつく。

 私は現在33歳、有給スタッフとしては不登校新聞社を退職し、新しい仕事を準備しているが、雇用されるつもりも、いまさら学校に行くつもりも、ましてや訓練されるつもりなど毛頭ない。ニートでけっこうである。しかし、どうにも鼻持ちならない。

 私がとりかかっている新しい仕事は、若い人たちの居場所・学び場づくりである。名前を「コムニタス・フォロ」という。ここには、世間から「ニート」だ「ひきこもり」だのと呼ばれている人も多く来るだろう。しかし、そんなのは、勝手に呼ばれているだけのことである。呼ぶ側は、ハナから若者を問題視しているのだから、名称には、すでに予断がある。それが鼻持ちならない。「ニート」だ「ひきこもり」だと言ったとたん、問題はすべて個人に帰せられ、社会のあり方は問われなくなる。

 では、問われるべき社会のあり方とは何だろう?
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

ひといき

554号 2021/5/15

森の喫茶店 第554号

554号 2021/5/15

ひといき

553号 2021/5/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

554号 2021/5/15

生駒知里さんは、ホームスクールで子育てをされているお母さんの一人です。ホー...

553号 2021/5/1

ここ数年で広く知られるようになってきた「HSP」。HSP専門カウンセラーの...

552号 2021/4/15

学年別でみるといじめのピークは小学校2年生。低学年のいじめとはどんなものな...