06年10月18日、教育改革の具体策を検討する安倍首相の諮問機関「教育再生会議」(座長・野依良治理化学研究所理事長)の初会合が開かれた。
会議冒頭、安倍晋三首相は「21世紀の日本にふさわしい教育体制を構築し、美しい国づくりを実現するため、幅広い視野から教育再生のための抜本的な施策を検討していただきたい」とあいさつした。また「教育再生の最終的な大目標は、すべての子どもに高い学力と規範意識を身につける機会を保障すること。公教育の再生や家庭・地域の教育力の再生が重要」と話し、具体的には「学力の向上を図る方策」「規範意識や情操を身につけた『美しい人づくり』のための方策」「誰もが『家庭、ふるさと、このすばらしきもの』と思えるよう、地域ぐるみの教育を再生するための方策」の3つの方策を検討事項として挙げた。この日の会議では委員17名、それぞれが発言。「心の教育の向上」「家庭教育の再生」「教育改革の推進」を求める声が相次いだ。
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