06年11月20日、シューレ大学がオルタナティブな教育団体の若者たちがつくる映像祭を、国立東京博物館で開催する。今回は実行委員の石本恵美さん、坂本ゆいさん、長井岳さんに、開催の経緯やイベントへの思いをうかがった。
シューレ大学では例年、「公開イベント」を開催している。公開イベントでは、学生が日々の研究の成果や、映像・演劇などの表現活動を発表する場で、シューレ大学の理念や活動を発信する機会となっている。しかし、今回の「映像イベント」は、今まで手づくりで行なわれてきた「公開イベント」とは、ややおもむきが異なるという。「今回の映像イベントでは、今まで以上に、観客を意識したイベントにしていこうと話しあっています。会場も東京国立博物館という非常に有名な場所なので、不登校やNPOにくわしくない人ともつながれるようなイベントにしていきたいと思います(石本)」。
イベントのタイトルは「閉塞感のある社会の中で、生きたいように生きる」。「ふだん、私たちがシューレ大学で考えているテーマを、よりはっきりとお客さんに投げかけたいと思いました(坂本)」と言うように、日ごろ学生たちが切実に考え、議論していることをテーマに据えた。
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