不登校新聞

202号 2006.9.15

第10回 ありのままを認めること

2015年12月22日 12:49 by nakajima_
 

連載「居場所」 


 私たちのフリースペース「ハッピービバーク」は、やっと設立5年目を迎えました。「まずは家庭に居場所を」との思いから、仲間たちで親の会「ほっとケーキ」を立ち上げました。毎月2回集まり、子どもや学校のこと、そして子どもの人権や自分たちの生き方などさまざまなことを話し合ってきました。その参加者のなかに、登校拒否の孫を祖母が受けいれないという家庭があり、居場所をつくる必要性を感じました。ちょうど知人から無償で一軒家を提供してもらえることができ、親の会を立ち上げてから7~8カ月後に居場所を開設することができました。

 開設当初は、通って来る子どもたちに「何かしなくてはいけない」という思いが強かったと思います。突然、わが子が学校に行かなったときの状況を、時間をかけて受けいれていったことを忘れていました。でも、他人の子どもをあずかるということはそれほど大変なことでした。そうした思いが来てくれる子どもとのやりとりのなかで、いけなかったと気づき、ただ子どもたちが来てくれるということを心から楽しめるようになっていきました。
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