「フリースクールからの政策提言」に盛り込んだ「フリースクール等についての新法制定」を具体化するべく、「フリースクール全国ネットワーク」では、2009年6月20日、「新法研究会」をスタートさせた。文科省との懇談会が実現し、「フリースクールからの政策提言」を文科大臣に提出した次の日であった。
 
 そして2010年1月、第11回新法研究会で法案骨子をまとめたのだった。それはその後の検討やさまざまな外部の人の意見を聞き、相当変わっていくのだが、最初のかたちなので、ここで中身の概要を紹介しておきたい。
 
 まず、タイトルを「オルタナティブ教育法案骨子」としている。
 
 提案の趣旨を記す。「小中不登校数は12万7000人、その対応は学校復帰が前提とされる。そのため、追い詰められたり、苦しい葛藤が生まれたり、自己否定と自信のなさでいっぱいな子どもがかなり存在する。一方、市民側はニーズに迫られ、フリースクールなどをつくり、そこで多くの子は元気に成長し、自立への道を歩んでいる。この事実は、人が成長するのは、学校のみではないことも裏書きしている。人は安心できる自分に合った場所でこそ、よき成長をし、能力を開花させる。ホームエデュケーションも含むさまざまな学校以外の教育を総称して「オルタナティブ教育」と呼ぶことにする。

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