不登校新聞

319号(2011.8.1)

親の学校信仰の不思議

2013年08月05日 12:05 by kito-shin
2013年08月05日 12:05 by kito-shin

寄稿 親の学校信仰の不思議
(PNトラウトマン・静岡)


 私は不登校・ひきこもりの当事者として親の会にずっと参加してきたが、不思議に思っていたことがある。
 
 それは「なぜ、親(大人)は学校から離れられないんだろう?」ということだ。理由はそれぞれちがえど、一度学校から離れても、親は子どもを再び別の学校に入学させようとする。親の会の例会に新しく参加された親御さんからはとくに強く感じられる。

 また、学校のなかで傷つき、自ら命を絶たなければならなかった子どもたちのメッセージを実際に見ている人も、あくまで「学校(先生)と協力し解決しよう、うまくやろう」としている人もいる。初参加の親御さんよりもよほど不思議だ。
 
 学校(先生)は本当に子どもを守ってくれるのだろうか?



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