2006年8月10日、文科省が発表した学校基本調査速報によると、昨年度の「不登校」を理由とする長期欠席者数(年間30日以上)は12万2255人(前年度比1103人減)だった。4年連続で不登校者数は減少となったが、全児童生徒に占める割合は0・01ポイント減少の1・13%(89人に1人)となった。
学校基本調査速報によると、小学校の在学者数は718万7428人で25年連続で減少、中学校の在学者数は360万1528人で20年連続で減少、どちらも過去最低となった(5月1日現在)。
2005年度の「不登校」による長期欠席者は小学校が2万2709人で、全児童に占める割合は0・32%(昨年度と同様)、中学校が9万9546人で、全生徒に占める割合は2・75%となった(前年度比0・02ポイント増)。長期欠席者数の全体をみると、小学校で5万9052人、中学校で12万8562人、合計18万7614人(前年度比651人増)となった。
今調査で過去最高を記録したのは、高校進学率97・7%(5年連続増)、大学・短期大学進学率52・3%(4年連続増)、大学院進学率12・1%(9年連続増)、大学院生数26万1038人(27年連続増)などで、例年と同じく、高学歴志向の高まりが見受けられる。
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