不登校新聞

201号 2006/9/1

学校基本調査速報に見る、強まる投稿圧力 内田良子

2016年01月06日 15:48 by kito-shin



 今年もまた、学校基本調査速報の発表がありました。大方の予想通り、小中学校合わせて12万2255人で微減、しかし生徒総数も減少しているので、実質は横ばいという数値でした。ニュースとしては目新しさに乏しく、報道に関しては地方紙を除いて地味な扱いでした。
 
 不登校を新聞社名とするメディアが200号を迎えた本紙では、読者とともに前号の記念特集で「いま不登校は……」と語り合ったところです。統計の数に反して、不登校をする子どもたちの状況は厳しくなっています。
 
 新編集長の石井志昂くんは取材の実感から、「学校が学校の外へどんどん拡がっていて、どこからどこまでが学校なのか、その境目がわからなくなっている。家庭などの子どもの居場所が呑みこまれていく」と語っていました。学校復帰策が強化され、不登校をしている子どもたちの生活圏を、音もなく洪水のように呑みこんでいく実態をみごとに言いあらわしています。
 
 文部科学省が2002年に「不登校問題に関する調査研究協力者会議」を設置し、「不登校容認の行き過ぎ」と世論を再形成して以降、各都道府県の不登校減少の動きが目立ってきました。
 
 2005年には大阪府が「3カ月で不登校半減政策」を掲げたのをはじめ、各地で不登校数を減らす取り組みが次々に顕在化しています。
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