2010年度中に全国の児童相談所が対応した児童虐待の相談件数は、過去最多の5万5152件だったことが厚生労働省のまとめでわかった。これで統計開始以降19年連続で過去最多を更新。初の5万件を突破した。
児童虐待の相談件数とは通報を受けて児童相談所が訪問や面接をするなどの対応をした事例の集計数のこと。震災の影響で宮城県、福島県のデータは集計できなかった。
相談件数は統計を開始した90年には1101件。10年度は昨年度に比べ1万万件以上増加し、統計開始年の50倍以上の件数にのぼった。
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