不登校新聞

201号 2006/9/1

公共施設に使用を拒否されながら ホームレス支援団体・夜まわり三鷹

2016年01月21日 12:46 by shiko
2016年01月21日 12:46 by shiko



 今回はホームレス支援団体「夜まわり三鷹」を取材した。夜まわり三鷹へ活動概要や7カ月半にわたる「公共施設の使用拒否」についてうかがった。

 ホームレスは全国に2万5296人いる。県別では、大阪府(7757人)、東京都(6361人)、愛知県(1984人)の順に多い。行政はホームレス自立支援法(時限立法)を成立させるなど、対策をたててはいるが改善の方向に邁進しているとは言いがたい。
 
 夜まわり三鷹の会は「ホームレスの人々とともに助け合いながら、ともに生きる社会をつくりたい」という思いから、2005年1月に発足した団体。中心となるスタッフは、ホームレスの当事者1名を含む3名(無償)。活動内容は、三鷹駅周辺のホームレスへの訪問、法律家や医師による無料相談会の開催、福祉事務所への付き添いなど。同会の活動の核となっているのが月2回の料理&食事会だ。通常の炊き出しではなく、参加者といっしょにご飯をつくって食べる。ボランティアが「施す」のではなく「ともに生きるのだから、ご飯づくりからいっしょに」というのがスタイル。参加者は平均して20名前後。同会のスタッフと頻繁に顔を合わせるホームレスが30名ほどなので、参加率は悪くない。
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