不登校新聞

427号 2016/2/1

新連載「ひきこもりの生涯設計」 親の死、その後を生きるためのプランニング

2016年02月12日 12:42 by shiko
2016年02月12日 12:42 by shiko


連載「ひきこもりの生涯設計」


 「親が亡くなったら経済的には……」という声や相談を、本紙ではたくさん受けてきました。こうした声に対する一つの提案として、浜田裕也さんと編集部が共同して連載「ひきこもりの生涯設計~サバイバルプラン講座」を開始いたします。

 みなさま、こんにちは。サバイバルプランナーであり社会保険労務士の浜田裕也と申します。
 
 私は「ひきこもり前提の生涯設計(サバイバルプラン)」を親御さんたちと構築していく仕事をしています。本紙384号でも講演録を載せていただきましたが、これから半年かけてサバイバルプランについてみなさんにお話できればと思っています。
 
 今回は初回ですので、前回と重なる部分もありますが、まずはサバイバルプランの説明をしていきます。。サバイバルプランの目的は「漠然とした不安をハッキリとさせること」です。不安が「課題」に変わるとプランの見直しや課題解決への準備を進めていくことができます。けっしてひきこもりの人がみんな「生涯、働けない」と決めつけているわけではありません。働いた場合はプランを変更すればいいだけなので、仮に働けなかったとしてもやっていけるプランを試算してみましょう、と提案をしています。

 

注意すべき点

 
 それではサバイバルプランの具体的な説明をする前に何点か注意点を申し上げます。
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