不登校新聞

429号 2016/3/1

ひきこもりの生涯設計 現状確認の方法は?

2016年03月11日 13:00 by kito-shin
2016年03月11日 13:00 by kito-shin


連載「ひきこもりの生涯設計」vol.3


 私が「サバイバルプラン」の仕事を始めようと思ったのは、弟に生まれながらの障害があったからなんです。本人が一生働けなくても生涯設計は立てられるのだろうか、その疑問がサバイバルプランづくりのきっかけでした。この仕事を初めて5年、私が相談者へ最初にお願いするのが「現状確認(収支・資産)」です。前号で紹介したキャッシュフロー表の基本素材となっていきます。
 
 「現状確認」をするための作業時間は早い人で1日、問い合わせなどもがありますので数週間ほど時間がかかる場合もあります。単位はすべて「万円」。1万円以下は切り捨てで計算します。考えるべき「現状確認のための基本項目」を表にまとめました。
 

下準備は なんとかガマンを


 じつは今回、考えるべき項目、やるべき作業が多く、読んでいても投げ出したくなる回かもしれません 。でも、そこをなんとかガマンしてお付き合いください。
 


 それでは表の上から順に確認していきます。
「年間収入」は1年間の収入のことです。把握が難しい場合は、1カ月の収入×12カ月で大ざっぱに計算しても構いません。
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