◎連載「不登校きほんのき」第17回
家庭内で家族に向かって振るわれる暴力を一般的に「家庭内暴力」と呼びます。不登校になった子どもの場合に見られる際には、次のような背景を考えることができます。
まず考えられるのは、子ども本人は「登校しなくてはいけない」と思っているが、親は不登校を「怠けている」と判断し、安易に登校刺激したり、登校を強制したりした場合です。この場合、本人ではどうしようもないことを強要されるため、自己防衛反応的に反抗的な態度をとることがあります。子どもはまだ寝ていたいのに、親が「学校へ行く時間だ」と布団をはがそうとし、子どもが親を蹴飛ばすようなケースです。
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