ひきこもりを特集したテレビ朝日の番組に対し、「放映されたのは『ひきこもり支援』ではなく暴力だ」とし、ひきこもり経験者や精神科医・斎藤環氏らが4月4日、緊急記者会見を開いて異議を唱えた。

 問題となった番組は3月21日に放送された「ビートたけしのTVタックル」。親の依頼を受けたひきこもり支援団体が、当事者に対し、怒鳴りつけ、ドアを破壊して恐喝し、団体が経営する建物に連れていく場面などが放送された。
 
 斎藤環氏はこうした行為は「支援という名の暴力だ」とし、仮に本人が精神障害を抱えていた場合、後遺症が心配されるなど「精神医学上の問題もある」などと指摘した。斎藤氏によれば、暴力とは「個人の私的領域、すなわち身体、心、尊厳、プライバシー、居住空間などを同意なしに侵犯すること」。暴力行為を伴う「支援行為」について「有効性が見られるものもあるだろうが、だからといって暴力は肯定されるべきではない」と指摘する。望月宣武弁護士は、自室に無断で立ちいる行為は、たとえ親の同意があり、自宅が親の所有物であっても「住居侵入罪の可能性がある」と指摘。


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