不登校新聞

433号 2016/5/1

家を休める場にしてほしい 4年間ひきこもって見えたこと

2016年05月02日 14:01 by kito-shin



 「自分のことは理解されない」と思い、ひきこもっていた時期が4年間あります。
 
 原因はおもに人間関係でした。友人や同級生から「死ね」「来るな」などと言われ、自分の行動はいつもおもしろがられていました。友人はみんな仲のいい友人でした。なので、仲が親しくなるほど、またいじられたり、「死ね」と言われるのではないかと、他人の内心がわからず、とても怖い日々が続きました。先生は自分がいじられていたことに対して、何も言わず、相談しても何も対処してくれませんでした。そんなことが重なり、学校に自分が行かなければ、みんなの機嫌を悪くさせないのでは、不幸にさせないのではと思うようになり、学校へ行かなくなり、外にも出なくなりました。

 ひきこもっているあいだに思っていたことは2つあります。 『自分の存在ってなんだろう』ということ。自分が存在する理由がわからなくなっていたんです。そしてもう一つは『家からも逃げ出したい』という思いです。自分が「家から逃げ出したい」と思ったときに行った場所は「カラオケ」「レンタルビデオショップ」「図書館」、そして「押入れ」です。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

不登校だった私が思う「親が子どもを待つ」難しさとその意味

523号 2020/2/1

中学3年で不登校になった女性が「好きなことだけ」して見つけた希望

522号 2020/1/15

転機は「ドラクエ」12年間のひきこもり生活が終わるまで

521号 2020/1/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

523号 2020/2/1

本紙「子ども若者編集部」は2019年12月15日、イベント「不登校経験者が...

522号 2020/1/15

ふつうの学生生活を送りたいと言われて親は何をすればいいのでしょうか。函館圏...

521号 2020/1/1

テレビや音楽活動で活躍するりゅうちぇるさん。学校で苦しんできた自身の経験を...