不登校新聞

434号 2016/5/15

幻となった「新しい公共」 不登校の歴史vol.434

2016年05月12日 19:07 by kito-shin
2016年05月12日 19:07 by kito-shin



 2010年の社会的活動で、もう一つ落とせないのは、民主党政権が呼びかけて設置された「子どもを見守り育てるネットワーク推進会議」だろう。ただし、短命な政権であったこと、3・11というたいへんな出来事でそれどころではなくなったことなど、いろいろあり、新しい取り組みで大きな構想だったが、2年もしないうちに立ち消えになった。しかし、そんなふうに国が動こうとしたことは、記録に残されていいことだろうと思う。
 
 2010年1月14日、文科省3階の講堂には、41人の子どもに関わる関係団体の代表が集まっていた。私は、フリースクール全国ネットワークの代表として出席を要請されていた。私の左隣りから言うと、全国高校PTA連合会、日本PTA全国協議会、スクールカウンセリング推進協議会、日本臨床心理士会、チャイルドライン支援センター、全国保護士連盟、全国人権擁護委員連合会、全国学童保育連絡協議会、全国児相相談所長会、全国適応指導教室連絡協議会、全国定時制通信制高校の校長会、全国の高校・中学校・小学校各校長会。
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