不登校新聞

435号 2016/6/1

半年後まで就労定着する人が9割の支援 ひきこもりからの生涯設計vol.9

2016年06月13日 13:36 by kito-shin
2016年06月13日 13:36 by kito-shin


連載「ひきこもりの生涯設計」vol.8


 親亡き後のひとり暮らし、その設計(サバイバルプラン)をどうするか。これまで経済的な見通しについてお話してきましたが、前号からは具体的に「暮らす」のためのお話をしています。「暮らし」はお金だけではまわりません。お子さん自身が、①家事能力、②家計の管理能力、③相談先、④気持ちを支えるもの、この4つを得る必要があります。今回は「④気持ちを支えるもの」についてお話します。
 

気持ちの支えを

 
 「気持ちを支えるもの」とは「月1回のカウンセリング」や「趣味」など。生活に直結してはいないものの、心の支えや希望になっているものです。私が受けてきた相談のなかでもっとも多かった「希望」は「できれば働きたい」でした。こうした希望も支えられるべきだと思っていますが、就労支援は私の専門ではありません。そこで「働きたいけど、どうしたらいいのか」と本人が言う場合には「高齢・障害・求職者雇用支援機構」の地域障害者職業センター(以下・職業センター)があることを伝えています。
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