不登校新聞

435号 2016/6/1

嘘を重ねた16歳の私へ 【不登校とLGBT】

2016年05月27日 21:24 by kito-shin



 いま29歳になった私から、10年以上も前の、16歳だった自分に手紙を書きます――。
 
 拝啓 
 
 16歳のあなたからすれば別世界のような話ですが、2016年のゴールデンウィークに、「東京レインボープライド2016 パレード&フェスタ」が開催されます。東京都渋谷区の代々木公園とその周辺で開かれる、セクシャルマイノリティ(性的少数者)への理解を深めるための祭典です。
 
 2016年5月8日、29歳になった私は渋谷のスクランブル交差点から表参道を抜ける、3キロほどのパレードコースを歩きます。(5月の爽快な夏日になるので、将来日焼け止めを忘れるな、と言っておきます。)パレードの参加者は4500人、沿道応援やイベント会場の来場者を合わせて7万5000人と、過去最高を記録します。
 

同性に恋をした 棘だらけの日々

 
 16歳のあなたは同性に初恋をして、自分がはっきりとゲイだと分かったころでした。不登校や親子関係の課題に加えて同性愛ですから、あなたの日常は見えない棘だらけになっていました。「ふつう」であれば気にかけない学校や異性についての世間話でも、あなたは二重三重の嘘を重ねねばなりませんでした。
 
 LGBT(※)の自殺率はそうでない人に比べて4倍高いということも、あなたはしばらくすれば知ることになります。
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