不登校新聞

314号(2011.5.15)

かがり火

2013年08月05日 14:46 by kito-shin
2013年08月05日 14:46 by kito-shin


 明日からゴールデンウィークという日に少年鑑別所に収容されて家庭裁判所の審判を待つ15歳の少年の附添人を引き受けた。審判は連休明けの日。私の連休は毎日彼と面接し、父母とも面接し、彼の気持ちを考えることに費やされた。

 彼は不登校で2年半ほど家庭ですごしていたが、親への家庭内暴力が始まり、中卒後の4月初め、家庭内で事件が起こり逮捕された。父母は愛情深く、不登校の彼の将来を心配し悩んだ。彼は学校の表面的に合わせるだけの人間関係も指導も肌に合わず、家庭ですごす気持ちを家族がわかってくれない葛藤を語っていた。
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