2011年3月11日午後2時46分。巨大地震が東北・関東を襲った。三陸沖を震源とするマグニチュード9・0を記録した「東日本大震災」である。この巨大地震がもたらした影響は、あらゆる方面に拡がり、不登校への影響もいろいろあったが、それは昨年数回にわたり、本欄で書かせていただいた。日本中が、東日本大震災への対応や支援に必死だった。筆者も、毎月1回~2回、泊まりがけで東北に出かけ、「オルタナティブ教育法(仮称)」への取り組みもしばらくストップ状態となった。それどころではなかった、と言っていい。

 3月11日、くしくもこの日、法務省は「いじめに関する人権侵犯事件が過去最高になった」と発表した。「学校におけるいじめに関する人権侵犯事件」として法務省の人権擁護機関が新たに救済手続きを開始した件数が2714件となり、前年より1・5倍となったのだった。つまりこれは、学校側の対応が不適切であったものが、前年より930件多く、2714件もあったのである。


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