「大検」から「高認」へ①
2005年度(平成17年度)に、不登校に関する施策のいくつかが変わったと前号で述べたが、今回はその一つである「大検」が「高認」に変わった点を取りあげる。
「大検」の略称でわりあい知られ、不登校や高校中退者などが活用してきた「大学入学資格検定」は2005年度より、「高等学校卒業程度認定試験」に名称も変わり、内容もいくつか変わった。現在、通称は「高認」といい、高校を卒業できなかった(しなかった)人に対し、学力の評価をし、高校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験である。合格者は、大学、短大、専門学校の受験資格が与えられ、就職や資格試験などにも活用できる。
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