不登校新聞

436号 2016/6/15

専門相談員が教える「履歴書の空白」を埋めるコツ ひきこもり時給2000円

2016年06月13日 15:19 by kito-shin
2016年06月13日 15:19 by kito-shin


連載「ひきこもり時給2000円」vol.30


 「履歴書の空白」。気になりますよね。ここが埋められなくてバイトに踏み出せない人は多いですし、実際に僕もそうでした。25歳で外に出るようになって、医者の勧めでひきこもりの人の居場所に通い始めるにあたって、僕がいちばん期待したのは、まさにそこでしたから。「自分と同じような人の集まりに行けば、履歴書の空白の埋め方について何かヒントが見つかるかもしれない」
 
 空白の埋め方について昔からよく聞くのは、「資格とかの勉強をしてたことにする」、「親の病気の世話・介護をしてたことにする」、「(実際にはないけど)親戚のところでバイトしてたことにする」、「1年浪人(留年)したことにして時間を稼ぐ」というあたり。あと意外とよく耳にするのは、「正直に答える」というもの。「嘘をつくのは苦手だし、顔に出たりバレたりしたら面倒になるから、だったらいっそ、ありのままを話しちゃう」という人がわりに多いですね。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「答え」は「どこか」でなく「ここ」にある ひきこもり時給2000円最終回

448号 2016/12/15

今だから話せるコト~一番つらい時期になぜ死にたくなったのか ひきこもり時給2000円

447号 2016/12/1

母に直接聞いてみた~僕がひきこもっているときに何を考えてた?

446号 2016/11/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…