不登校新聞

313号(2011.5.1)

メンヘル時代の居場所論 当事者インタビュー(上)

2014年01月24日 10:33 by kito-shin



病むってどういうこと?


 この連載で、居場所に通う当事者に話を聞こうと思ったとき、とまどいがあった。私自身、若者の居場所を運営していて、そのメンバーに話を聞くとなると、「取材」とはなりにくい。かといって、その関係をおいて、ほかの居場所の人に話を聞くのも、自分のなかで落ち着かない。悩んだあげく、私が関わっているコムニタス・フォロのメンバーに話を聞くことにした。「自作自演じゃないか」というご批判は甘受するとして、あらかじめ、そういう取材であることを明らかにしておきたい。(山下耕平)

――まず、これまでの経緯をお願いします。
 小学校3年生のときから、学校に行かなくなりました。幼稚園のころは、のびのびしていたんですが、小学校に入ってから、自分とみんなのあいだにズレを感じ始めたんですね。話がかみあわないし、ちがう生き物みたい。それに、学校にあがると、「ちゃんと45分、座っていなさい」とか「先生の話を聴きなさい」とか、厳しくなって、できないと、きつめに叱られる。それが怖かったし、叱られないように、いつも気を張っていたように思います。

 とくに2年生の担任は完璧主義の人で、私は優等生的にというか、片腕的に扱われていたんです。そういうこともあって、疲れてしまっていたんだと思います。3年生になって、登下校グループでいざこざがあったのがきっかけで、「1日休ませて」と言って、それから、行かなくなりました。

 学校って、自分にとっては、なぜだかしんどいものだったし、それはずっと変わらないですね。中学校は1年ちょっと行きましたが、やっぱり疲れてしまって、行かなくなりました。高校も、どこを見てまわっても、学校のにおいがしていて、「私は高校に入っても、また不登校するんじゃないか」と思って、それなら始めから行かなくていいと思って、行きませんでした。

生きていて申し訳なかった

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