不登校新聞

311号(2011.4.1)

祖父母と孫の不登校

2013年08月05日 15:47 by kito-shin




孫の立場から 彦田来留未


 私が17歳のときに祖父が他界しました。

 身近な人の死を初めて経験しました。病院で、家族や親戚に見守られてのことで、その瞬間に泣いたことや、天気のいい9月の日だったことや、病院の雰囲気や、その晩に泊まった「ばあちゃん家」の夜は、今でもよく思い出せます。亡くなったのは父方の祖父で、今も祖母は元気です。母方の祖父は私が生まれる前に亡くなり、祖母は同じく元気で、働いています。

 祖父が病気をして入院したとき、まだ不登校になってまもなく、フリースクールで楽しくすごしたあと、「家で休みたい」と言って家で過ごしていた11歳~12歳のころ。その期間での"じいちゃんのお見舞い”は、また親子での格闘でもありました。私は外に出るだけでもしんどいのに、祖母に会えば、「勉強はしてる?」「フリースクールには行ってるんでしょ?」と質問され、回を重ねてくると、家から最寄り駅に向かう途中でお腹が痛くなり、歩けなくなり、"不登校状態”になりました。父には何度か「お見舞いに行けないの?」と言われていた気がします。その後、祖父は退院しましたが、おそらく何度か入院もしていました。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「最低限の安心がほしかった」、不登校の私が高認受験した理由

531号 2020/6/1

「自分にあった学び方や働き方を選べる社会」を僕はつくりたい

531号 2020/6/1

体験したからわかる充電の意味、勉強を始めるその前に大事なこと

531号 2020/6/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

531号 2020/6/1

「子どもに休みグセがついてしまい、学校生活に戻れるか心配」、そんな声に対し...

530号 2020/5/15

緊急事態宣言の発出から1カ月。新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う自粛要請...

529号 2020/5/1

お子さんが「コロナが怖いから外へ出られない」と話すなら「お家にいるから大丈...