孫の立場から 彦田来留未


 私が17歳のときに祖父が他界しました。

 身近な人の死を初めて経験しました。病院で、家族や親戚に見守られてのことで、その瞬間に泣いたことや、天気のいい9月の日だったことや、病院の雰囲気や、その晩に泊まった「ばあちゃん家」の夜は、今でもよく思い出せます。亡くなったのは父方の祖父で、今も祖母は元気です。母方の祖父は私が生まれる前に亡くなり、祖母は同じく元気で、働いています。

 祖父が病気をして入院したとき、まだ不登校になってまもなく、フリースクールで楽しくすごしたあと、「家で休みたい」と言って家で過ごしていた11歳~12歳のころ。その期間での"じいちゃんのお見舞い”は、また親子での格闘でもありました。私は外に出るだけでもしんどいのに、祖母に会えば、「勉強はしてる?」「フリースクールには行ってるんでしょ?」と質問され、回を重ねてくると、家から最寄り駅に向かう途中でお腹が痛くなり、歩けなくなり、"不登校状態”になりました。父には何度か「お見舞いに行けないの?」と言われていた気がします。その後、祖父は退院しましたが、おそらく何度か入院もしていました。

この記事は登録読者だけが閲覧可能な内容を含みます。続きを読むにはPublishers IDによる読者登録が必要です。