本欄は、本紙創刊時の1998年に1940年代から現在2011年までの歴史を書き続けてきた。そこでうっかり2011年にあった出来事として、不登校の子ども自身による不登校の映画づくりについて、2回~3回にわけて書こうとしたのが前回であった。ところが、その映画づくりについては、2014年にすでに記述していたにも関わらず、うっかり再度とり上げてしまったことをおわびしたい。2010年東京シューレ取り組みの一環として紹介したものだが、完成したのが2011年末だったので、2011年の歴史に残しておくべきか、と記述し始めたものだった。そこで、映画については「不登校なう」としてその後、今に至るまで、各地で何十回と上映され、不登校の当事者自身の手で、不登校についての理解を拡げる一助になったことを記して終わりたい。
 
 代わって当事者によるこの時期の重要な調査を紹介したい。不登校に関連して、医療にかかる人は年々増えてきた印象がある。そこで子どもや親と対応し、診断や投薬、ときには入院を決定するのが医師である。では医師は医療現場に出るまでに不登校についてどのように専門的な学びや研修を積んでくるのであろうか。

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