東京にて12月22日、作家・田口ランディさんと詩人・月乃光司さんによるジョイント朗読会が開催される。テーマは「家族問題」。
田口ランディさんは4人家族のなかで育った。気性が激しく、アルコール依存症の父。夫婦関係にノイローゼになる母。兄はひきこもりだった。父との葛藤の末、兄は一切の労働を拒否し、ただ横になったまま餓死する道を選んだ。父も母も田口さん自身も「働け」と連呼するなか、兄が言った言葉は「おかしいのはオマエらのほうだ」だった。「生きるために、労働と所有以外の、別の根拠が欲しい」、田口さんは自身のコラムでそう綴る。
月野光司さんは両親との確執のなか、10代は不登校・ひきこもり、20代はアルコール依存症と自殺未遂をくり返した。精神病棟にも3回入院した。2人の姉は摂食障害、不安神経症を抱えている。現在では「こわれ者の祭典」を主宰。自身の体験を綴った詩の朗読などのパフォーマンスを通じ、「生きづらさ」脱出のメッセージを発信している。
当日は、家族のなかで傷つき混乱し、家族のなかで癒されて希望を見出した2人の自作文章の朗読のほか、ゲストを交えてのトークショーも行なう。
日 時 12月22日(土)、午後7時~
会 場 ポレポレ坐(東京・中野)
参加費 前売り3000円、当日3500円
(1ドリンク付)
講 師 田口ランディさん(作家)、月乃光司
さん(詩人)、中下大樹さん(寺ネット・
サンガ代表)、大森靖子さん(ミュー
ジシャン)ほか
主 催 月乃光司さん
連絡先 (TEL)080-6618-8806
(メール)event@polepoletimes.jp
※件名に「家族の闇と光予約」、本
文に「氏名」「人数」「連絡先」の記
入が必須
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