親への拒否感 始まりは
すべてをあきらめて生き甲斐のなかったころは、おとなしい従順な子だった。
あるときから親の言葉をいっさい受けつけなくなった。拒否感が強すぎて会話が成り立たなくなった。親とは別居を始めた。バイトを始めて自分のお金をつくり、私はようやく自分の人生を生きだした。
もう親の機嫌をうかがわなくても好きな物が買える。自分だけの人間関係も築きはじめた。「親の付属品として仲よくされてるんじゃない」とわかって感動的だった。私の人生はようやく動き始めて、日常は充実していく一方だった。だけど摂食障害が発症した。親は私に「休め」と言った。仕事もやめて「いまの人間関係から離れなさい」と。
つらかったとき、心は仮死状態
私の生命力の糧である人たちとの関係を諦めるなんて、死ねと言うようなものだ。つらかったときは心が仮死状態になって生きていた。
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