不登校新聞

445号 2016/11/1

【当事者手記】いじめ・病気・不登校 親が味方でいてくれてよかった

2016年10月28日 17:47 by kito-shin


 今回手記を書いたのは、山本龍仁郎さん。中学2年生のころ、いじめがきっかけで不登校し、現在は定時制高校に通っている。当時の思いや、あこがれの人を取材して思ったことなどを執筆いただいた。

 僕は中学2年生のころ、親友に誤解をされたことをきっかけに、いじめられるようになりました。LINEを使って僕の陰口を言っていたメンバーは10人ほど。小学生のころから、ずっと仲よくしていた友だちでした。「友だちだと思っていたのは俺だけだったんだ」というショックは今でも忘れられません。それからは学校に行くことができず、家にひきこもりました。
 
 その後1カ月ほどしてから、誤解が解けたらしく、みんなから謝罪をされました。謝罪はうれしかったですし、学校にも復帰しました。ですが、友だちから仲間はずれにされた記憶は消えず、僕は人間不信になり、元通りの友だち関係に戻ることはできませんでした。
 
 そして中学3年生のときには、僕は突然の病に見舞われました。授業中、急に全身がかゆくなり、頭がクラクラして、保健室へ向かう廊下の途中で倒れ込んでしまったのです。その後、救急車で緊急搬送され、病院で「あと数分遅れていたら危なかったよ」と言われました。ゾッとする言葉でした。検査の結果、アナフィラキシーショックという病気であることがわかりました。大量の薬を渡され家に帰ったのですが、薬を飲み続けなければいけない状況の重大さと、名前も知らない病気をいきなり発症したこと、いつまた発症するかわからないという恐怖がいっせいに襲いかかってきて、僕はまた学校に行けなくなりました。
 
  つぎつぎと難関がせまってくるような中学生活でしたが、親がいつも自分の味方でいてくれたことは、本当にありがたいことでした。
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