不登校新聞

448号 2016/12/15

働けない私、相談できる場所はあるの?

2016年12月13日 15:58 by kito-shin
2016年12月13日 15:58 by kito-shin


 「働くのがつらい」「お金がなく、生活していくのが不安だ」というとき、相談できる場所はどこにあるのだろうか。当事者のそんな疑問を、精神保健福祉士・社会福祉士の野村俊幸さんに聞いてみた。

――働くのがつらい、生活が不安というとき、相談を受けてくれる機関はありますか。
 
 具体的に症状が出ている状態なら、医療機関を受診するのがいいと思いますが、漠然とした不安や悩み事がある場合は、市役所・町村役場の福祉の相談窓口や、保健所の相談窓口を利用できます。
 
 若者向けで、不登校やひきこもり、あるいはメンタルの問題などに悩まれている場合は、ひとつには「精神保健福祉センター」という機関が各都道府県・政令指定都市ごとにあります。また、就労に関する不安についての相談先としては、「障害者就労・生活支援センター」というものがあります。これも全国の都道府県にかならずあります。「障害者」と名がついていますが、最初の相談は障害のない人でも利用できます。たとえば「働くのがつらい・続かない、職場の人間関係が苦手で……」などという場合は、こちらに相談してみるのがいいと思います。またハローワークにも「みどりのコーナー」という障害者就労についての相談窓口がありますよ。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

『不登校新聞』のおすすめ

625号 2024/5/1

編集後記

625号 2024/5/1

『不登校新聞』のおすすめ

624号 2024/4/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…